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被爆を避けるためなら死んでもいい?


人生にはさまざまなリスク (危険) がある。長生きをしたければリスクを最小限にする必要がある。リスク回避の原則は、次のようなものだ。

1.考えうるリスクをすべて列挙する。
2.列挙したリスクのうち、深刻度に応じて優先順位をつける。
3.優先順位が高いものから対策を実施する。

今回、リスクの 1 つとして「放射能」というものが加わった。しかし、放射能を過度に危険視し、放射能に関することならほんの小さなことでも避けようとするあまり、かえって大きなリスクが生じることもある。極端に言えば、

「被爆を避けるためなら死んでもいい」

となってしまいかねない。


一般に、放射線を浴びるとガンのリスクが高まるとされている。このリスクと、放射能を避けようとする行動から生じるリスクを天秤にかける必要がある。以下では、後者のリスクについて考える。こじつけのようなものもあるが、とにかくすべて列挙する。


遠くに逃げることによるリスク

転職、転居などのイベントは「ライフイベント」と言われ、ストレスが増える原因と言われている。環境が変わると、それに慣れるまでストレスを感じるためだ。よく、「死んだ旦那の後を追うように奥さんも他界した」という話を聞くが、これはストレスによるものと考えることもできる。上記リンク先では、「配偶者の死」が最高のストレス強度になっている。ストレスはいろんな病気を引き起こすが、ガンもそのひとつと言われている。

また、夫が東日本に残り妻と子供だけが西日本に避難するというケースでは、別居によるストレス、生活の場が2重になることによる経済的困窮、子供の精神面への影響が懸念される。

さらには、移動時の事故、航空機で移動する際の被爆のリスクもある。


放射性物質入りの食品を避けることによるリスク

牛乳、野菜、魚、肉などの必要な栄養素が不足することで、子供の発育障害、栄養失調が考えられる。野菜不足もガンの原因になると言われている。

そうならないよう、子供を心配する母親はスーパーを何件もはしごし、西日本や北海道産の食品を捜し求めているが、思うように入手することは困難で、それ自体がストレスになっている。

また、海外から輸入された食品には、成長ホルモン、抗生物質、残留農薬の危険がある (もちろん「基準値以下」ではあるが)。これらはいずれもガンの原因とされている。アメリカ牛肉の BSE 問題、中国産ウナギの抗菌剤、農薬入りギョウザ事件も記憶に新しい。安易に外国産に走ることもできない。

さらに、みんなが西日本産の食品に群がることで、価格高騰、食料不足に陥る可能性が高い (もうすでにそうなっている)。

最後に一番大きなリスクが、東日本の一次産業が壊滅的な打撃を受けるというリスクだ。一次産業(農業や漁業)が衰退すれば、やがて二次産業(工業など)、三次産業(サービス業など)も衰退する。原発から離れた場所にいる人は関係ないと思っているかもしれないが、やがて確実に自分の身に跳ね返ってくる。


放射能を過剰に怖がることのリスク

たとえば、夏の時期に子供に長袖長ズボンの運動着で体育をさせた場合、熱中症で倒れて死ぬ確率のほうが、放射能で将来ガンになって死ぬ確率よりも高い。


子供をプールに入れないことのリスク

子供が将来レジャーや船舶の事故などでどうしても泳ぐ必要が出たときに、泳ぎが苦手なために死ぬリスクがある。

学校給食を食べさせないリスク

みんなと同じものを食べないということで、子供がいじめに遭うリスクがある。そうならないまでも、少なくとも疎外感は感じるはずだ。子供は自分だけみんなと違うということを非常にいやがるものだ。口には出さなくても、「どうして他のみんなは給食を食べてるのに自分だけ弁当なのか」という気持ちは持つだろう。そして、親も自分の子供がそう思っているのではないかとうすうす気づく。親子双方にとってストレスになる。


これらのリスクは、確率的にはどれも小さく、あえてこじつけのようなものも挙げてある。「そんなに確率が小さいことまで考えていられない」と思うかもしれない。しかし、放射能でガンになる確率も同様に小さいのだ。

あらゆるリスクを列挙し、もっとも影響が大きなリスクから対処していくというリスク管理の原則に立ち、放射能が最大のリスクなのか、ぜひ考えて欲しい。

2011/9/6 表現を若干修正

at 16:52, greenlig, 放射線

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