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暫定基準値見直し検討へ

今日、 「生涯累積線量、百ミリ・シーベルト未満に…答申」との記事が各マスコミから公開された。一部引用する。

食品の放射性物質の影響について検討している内閣府食品安全委員会の作業部会は26日、「自然からの放射線量を除き、生涯に受ける累積線量は1人当たり100ミリ・シーベルト未満に抑えるべきだ」とする厚生労働省への答申案をまとめ、発表した。

生涯で 100 ミリシーベルトということは、100 歳まで生きるとすると年間 1 ミリシーベルトということになる。これまでの暫定基準値は、ヨウ素とセシウムが基準値ぎりぎりまで入った食品を1年間食べ続けたときに 10 ミリシーベルトの被爆量になるように設定されていたから、それと比べれば 10 分の 1 だ。かなり厳しい基準と言って良いだろう。

記事では、「すぐに食品の規制値見直しに取りかかるのは困難」と書かれているが、いずれは今までの 10 分の 1 程度に基準が引き下げられることが期待される。これは、当ブログで提唱してきた、「基準値の1/10という基準」とも合っている。

もし基準値が今の 10 分の 1 になれば、「基準値以下なので安全です」と胸を張って言えるようになるだろう。歓迎すべきことである。


しかし、良いことばかりではない。基準値が下がれば、出荷できない農産物、海産物がかなり増える。それを補償するとなれば、電気料金や税金の形で国民が負担することになる。

また、今回は食品からの内部被曝の話だが、この「外部と内部で生涯100ミリ」という基準がスタンダードになると、空間線量が 0.11 ミリシーベルト/時を超える地域では、外部被曝だけで年間 1 ミリシーベルトを超えるから、福島の大部分、宮城と茨城の一部、もしかしたら東京の一部も住めないことになる。「どうして疎開させないのか」という声が高まることが予想される。


とは言え、現在の食品の放射能をめぐるパニック状態を解消するためには、基準を引き下げ、検査を徹底するしかなく、その第一歩にはなるだろう。


at 16:24, greenlig, 放射線

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